ささき動物病院

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イヌの皮膚病について2

今回は、よくみられる皮膚病の治療についてお話します。
一般的に診断がついた場合、診断結果によって治療方法が異なることは、前回お話しました。
それぞれの診断による治療方法をご紹介します。

細菌感染症:抗生剤による単独投与。もしくは複合投与。炎症がある場合、抗炎症剤。 痒み(細菌が産性するプロテアーゼによる)がある場合、抗ヒスタミン剤。
選択する抗生剤は抗菌範囲の狭いものを第一選択として、症状を診ながら抗菌範囲の広い ものとしていきます。重度の膿皮症などは、感受性試験、菌培養試験など、あらかじめ抗 菌剤の選択をしてから投与します。動物医療でも耐性菌の出現が疑われています。

真菌感染症:抗真菌剤の投与。細菌の二次感染がある場合、抗生剤の併用をします。
また、最近のデータとして、ノミ発育阻害剤(ヌノフェロン、商品名プログラム)を使用 することにより、相乗効果が期待できます。

外部寄生虫(疥癬、毛包虫、など):イベルメクチンを投与。細菌感染もあれば抗生剤併用。 長期間の投与3〜4週は必要です。重度の場合、薬浴も必要です。

アレルギー:免疫抑制剤(ステロイド)の投与。抗ヒスタミン剤、不飽和脂肪酸の投与。 抗生剤の投与。重度のアトピーはシクロスポリンなど高度な免疫抑制剤 を投与します。
現在は、減感作療法などがあります。主として免疫抑制剤を使用しますが 少しずつ投与量を減らし、アレルゲンをなるべく回避します。 いずれの症例も薬用シャンプーを利用することがあります。
症状、診断にあわせることになりますので、獣医師から処方されたシャンプーをします。
間違っても人用を使わない様に!。イヌの皮膚は弱アルカリ性PH7.5です。人の皮膚は酸性なので、人用シャンプー では合いません。

イヌのワクチンについて2

愛犬のワクチンについては、法定伝染病である狂犬病があります。生後90日以降の仔犬から、国内では接種が義務とされています。1957年以降から国内では発生がありません。
しかしながら、海外では年間4〜5万人もの人が命を落としています。公衆衛生上の防疫として、必ず接種する必要があります。
また、イヌ同士のみに感染するウイルスがあります。これらは、母親から受け継ついだ母子免疫が弱くなる頃(2〜3ヶ月ごろから)にワクチンを接種することにより予防します。
死亡率の高いジステンパー(症状:高熱、目やに、嘔吐、下痢)や、パルボ(症状:激しい嘔吐、下痢、下血)などです。他に伝染性肝炎、アデノウイルス2型、パラインフルエンザウイルス、コロナウイルス、などです。

レプトスピラによる細菌感染は、人に伝染する人畜共通伝染病でもあります。
国内でも近年確認されました。愛犬へのワクチン接種は、狂犬病の接種を原則として行い、イヌ特有の伝染病のワクチンは、飼育環境、行動に応じて種類を選択するのが良いでしょう。
また、ワクチンアレルギーも存在しますので、ワクチン接種後は経過観察が必要です